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学内に「伝統みらい研究センター」を設立 九州産業大学 4月1日付で
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九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、山本盤男学長)は3月11日、学内に九州の伝統工芸の再生・発展を目的とした研究センターを設立することを明らかにした。活動開始は今年4月1日から。
芸術学部を有する総合大学として、これまでも博多織や博多人形など伝統工芸品の再生プロジェクトを積極的に展開してきた。今回の研究センター設立に伴い、新たな事業創出を図るほか、「伝統技法によるものづくりを後世に伝承することと、持続可能な産業として再生することが本学の使命だと考えている」(同大学総合企画部)ことから実現したもの。名称は「伝統みらい研究センター」で、研究機関の開設は2013年開設の「ヒューマンロボティクス研究センター」、14年の「医療診断技術開発センター」に次いで3拠点目となる。
同センターは「地域産業研究部門」と「柿右衛門研究部門」の2部門で構成。地域産業研究では九州の伝統的工芸品の調査や問題抽出、マーケティング、ブランディング、販売促進など多角的に検討し、商品開発や販売戦略を構築。長期的な支援を行うほか、柿右衛門研究ではこれまでの研究成果とネットワークを活用し、同作品を通じて今後の柿右衛門の成長過程および人間像に迫った研究を実施する。
なお、対象とする伝統工芸品は福岡県の博多織や久留米絣、小石原焼、博多人形、熊本県の小代焼、肥後象がん、山鹿灯籠、佐賀県の伊万里・有田焼、唐津焼、長崎県の波佐見焼、大分県の別府竹細工、宮崎県の都城大弓、鹿児島県の薩摩焼、川辺仏壇など九州21品目。
また、伝統みらい研究センター所長には、釜堀文孝芸術学部ソーシャルデザイン学科教授が就任する。
釜堀文孝(かまほり・ふみたか)所長は宮崎県出身、1952年12月22日生まれの64歳。九州芸術工科大学大学院修了後、79年4月、佐賀県工業技術センター研究員として入職。99年4月、九州産業大学芸術学部デザイン学科教授、2009年4月同大学柿右衛門様式陶芸研究センター所長、16年4月同大学芸術学部ソーシャルデザイン学科教授(現任)。16年10月から伝統みらい研究センター所長を兼務している。

