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新規出店とロス・欠品対策で大幅に増収増益  トライアルカンパニー    今期年商1,500億円超見込む


 ディスカウントストア「トライアル」を全国展開する株式会社トライアルカンパニー(福岡市東区多の津1丁目、永田久男社長)の07年3月期決算は、売上高が1,308億8,400万円で前期比23.4%増、経常利益が16億8,700万円で同58.5%の増収増益となった。
 前期は11店舗を新規出店、店舗面積1,000~2,000坪の中型店でドミナント化を進行するとともに、同社の販売政策である単品強化の「ロックオン・アイテム」をさらに進めて増益となった。さらに商品のロス・欠品対策で自動発注の取り組みを進めたことも増収の要因としている。経常利益は、増収に比例した増加とともに、自動発注や社内ローコスト運営活動の推進によるコスト削減効果で大幅な増益となった。今期も10店舗以上の新規出店を予定するとともに、ロックオンアイテム強化による既存店舗対策、収益性の良い中型店舗でのドミナント戦略などで売上高は1,500~1,600億円を見込む。経常利益は、出店費用の増加などを想定しているが、3%増となる17億4000万円を目標としている。
 同社は1974年4月創業、81年7月設立、資本金は4億4,995万円、従業員数は764人、全国に60店舗を展開している。