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黒板に投影可能なプロジェクター、電子黒板ソフトを販売  中原工業    学校やオフィスなどに向け


 黒板やホワイトボードなど掲示板製造販売の中原工業株式会社(福岡市博多区空港前1丁目、市丸博文社長)は4月から、黒板に投影可能なプロジェクターと電子黒板ソフトの販売を開始する。
 商品名は「インタラクティブシステム C‐type」で、同社が昨年から販売を開始した電子黒板「インタラクティブボード」に続く商品。同社と全国の黒板メーカー7社の出資で運営する株式会社アイム、株式会社内田洋行で開発した。先行の「インタラクティブボード」は卓上式だったが、今回の商品は既存の壁掛け黒板やホワイトボードに取り付けることができる。パソコンを接続して起動すると、上部に設置されたプロジェクターで黒板・ホワイトボードにPC画面が映し出され、付属のペンで画面をタッチしてマウス同様の操作ができる。また付属のソフトで、投影された画面上への書き込みなどができる。ホワイトボードや黒板への直接の投影も可能だが、スクリーン内蔵型も販売する。価格はホワイトボード込みで70万円から80万円ほど。九州内の年間販売目標は百台。
 市丸社長は「電子教科書などの導入も進む中、これからの教育に必須なものの一つとして活用してほしい。タッチペンで操作するため子どもの関心を集めやすい。小学校などの導入が多いが、事務所や会議室などでも役立ててもらえる商品になった。今後も要望に応じた改良を続けていきたい」と話している。
 同社は1928年5月創業、1967年3月設立。資本金は5千万円。10年11月期の売上高は23億円。従業員数は45人。市丸社長は佐賀市出身。1952年7月30日生まれの58歳。趣味はウオーキング。