NEWS
- 地域
ガソリンスタンドやバス会社向けにRO水洗車を提案 室町ケミカル 洗車後の拭きあげを軽減
Tag:
医薬品、化学品メーカーの室町ケミカル株式会社(大牟田市新勝立町1丁目、村山哲朗社長)は、ガソリンスタンドやバス、タクシー会社向けにRO水製造装置の納入を進めている。
医薬品・半導体工場向けに純水製造装置の販売をしていた同社が、RO水の特性を生かした新たな活用法として、洗車時のニーズに着目。洗車時には、使用する水道水や地下水の水分中に含まれるミネラル成分などが原因で乾燥後に水垢(水シミ)が残るが、不純物がほとんどないRO水を使用すると、水垢が残らず、洗車後の拭きあげる手間が省けるメリットがあるという。
すでに9月末には、石油製品小売業の株式会社九州エナジーメイツ(大分市、井元泰治社長)が運営するGS「セルフ安武給油所」(久留米市安武町安武本)に同装置を納入した。同店で4月から約4カ月間、デモンストレーションでRO水製造装置を納入し、RO水の洗車機と地下水を使用した従来の洗車機の使用実績を比較した結果、従来型の約2倍の集客率になったという。同社営業部の林田晃洋さんは「現在、ガソリンスタンドや新車納整センターに導入を検討して頂いている。今後は各主要都市への納入を目指し、認知度向上、RO水を使った洗車普及を高めていきたい」と話している。

