NEWS

中小企業DIは2期ぶりマイナス景況 日本公庫福岡支店

週刊経済2026年8月5日発行号

小規模DIは2期連続悪化

㈱日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、山脇智博支店長)が発表した2026年4月から6月までの九州地区「中小企業動向調査」結果の業況判断指数(DI)は、中小企業が前期(2025年1月~3月)比8・6ポイント減の▲3・1となり、2期ぶりマイナス景況となった。

従業員数が20人以上の中小企業調査結果(513社回答)によると、製造業の業況判断DIは前期比3・2ポイント減の2・5。非製造業でも同10・7ポイント減の▲5・4となり、2022年1月~3月期以来のマイナス景況となった。製造業の業種別業況判断では、金属製品が前期DI9から同36と大幅に上昇したものの、飲食料品は前期DI15から同▲28と大幅に低下。窯業・土石も前期DI7から同▲20に低下した。生産用機械は前期DI10から2ポイント減のDI8、木材・木製品が前期DI▲29から3ポイント改善したものの、▲26とマイナス景況感が続くなど主要製造業は軒並み低下している。非製造業の業種別では、建設業が前期DI3から同▲19、運送業も前期DI19から同▲3と大幅に低下。マイナス景況に転じたほか、サービス業も前期DI8から同▲5、卸売業も前期DI9から同▲5と軒並み低下。小売業は前期DI0と変わらず横ばいだった。

また、従業員が20人未満の小規模企業調査結果(634社回答)では、業況判断DIが前期比0・4ポイント減の▲25・4となり、2期連続で景況感が悪化した。製造業をみると前期比4・9ポイント減の▲22・9、非製造業では同0・1ポイント増の▲25・7となった。業種別ではサービス業が前期比14・9ポイント増の▲15、運輸業が同8・3ポイント増の▲25、卸売業が同0・5ポイント増の▲33・9、小売業が同0・1ポイント増の▲38・2、建設業が同3・8ポイント減の▲16、情報通信業が同8・3ポイント減の▲33・3、飲食店・宿泊業が同16・3ポイント減の▲21・6となり、全業種でマイナス景況となった。経営上の問題点でみると、「売上不振」が全体の28・6%で最も多く、次いで「原材料高」が27・5%、「利益減少」が17・1%、「求人難」が11・7%、「設備老朽化等」が4・8%の順となっている。

次期(2026年7月~9月)の全産業DIは、中小企業が前期比1・3ポイント増の▲1・8。小規模企業は同12・7ポイント悪化し、▲38・1と予想している。業況判断指数とは、「良い」と回答した企業と「悪い」と回答した企業の割合の差を示している。