NEWS
旦過市場新商業施設の優先交渉権者に大英産業 北九州市
Tag:
週刊経済2026年7月15日発行号
買取希望価格は8億1千万円
北九州市は7月2日、「旦過地区土地区画整理事業」の一環で建設中の「旦過市場A地区立体換地建築物」(北九州市小倉北区魚町4丁目)の2階フロアおよび3階と4階の駐車場フロアについて一括売却の事業者を再公募し、大英産業㈱(北九州市八幡西区下上津役4丁目、一ノ瀬謙二社長)を優先交渉権者に決定した。
同区画は公募型プロポーザル方式で2025年11月に事業者を公募したものの不成立だったため、4月から再公募を進めていた。買取希望価格は8億1千万円となっている。小倉駅新幹線口南方800メートルに位置する旦過市場(北九州市小倉北区魚町4丁目)は、「北九州の台所」として魚や肉、野菜などの生鮮食品などを販売する個店が並ぶ。同市場では、10年の水害や22年の2度にわたる大火災を受け、市が土地区画整理事業を実施してきた。今回の優先交渉権者決定に伴い、7月下旬に売却契約などを締結し、8月に建物の引き渡しが実施され、年内には3・4階駐車場がオープン、来春には2階商業フロアが開業する予定となっている。
大英産業は、「『旦過市場らしさ』の継承と発展、新たなファンの獲得、『北九州独自の多様な食文化』の発信拠点づくり」を基本方針に掲げ、旦過地区全体の滞在価値向上につながる施設づくりを目指す方針を示している。なお、旦過市場周辺では今回の事業者公募に加え、北九州市立大学新学部の設置など複数の大型プロジェクトが進行している。

