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売上高が過去最高の1124億5900万円 第一交通産業
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週刊経済2026年6月3日発行号
2期ぶりの増収、2期連続の増益
タクシー大手の第一交通産業㈱(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)の2026年3月期連結決算は、売上高が前年同期比13・1%増の1124億8200万円、経常利益が1・2%増の40億5900万円だった。
タクシー事業における運賃改定の進展と、乗務員採用の強化に伴う移動需要の着実な取り込みに加え、不動産再生事業で那覇市の大型再開発物件の一部売却などもあり、過去最高の売上高を更新。利益面は、那覇市の大型物件の売却益計上に加え、稼働効率が向上したタクシー事業の赤字が大幅に縮小し、2期連続の増益となった。営業利益は17・6%増の35億8000万円。当期純利益は、17・6%増の20億6500万円。
主力のタクシー事業は、売上高が7・9%増の559億800万円、前期23億2000万円だったセグメント損失は、15億5300万円に大幅縮小した。また、バス事業は、沖縄に来県する観光客増加に伴う団体旅行やインバウンド需要、イベント輸送の好調で、売上高が2・2%増の74億1600万円、セグメント利益が26・5%増の5億6700万円だった。
一方、不動産分譲事業は、完成物件の順調な引き渡しで売上高が8・7%増の276億2200万円だったものの、前期の大型マンションプロジェクト用地売却の反動減で、セグメント利益が64%減の9億4600万円。不動産賃貸事業は、新規取得した飲食ビルがけん引し、売上高が3%増の50億1300万円、セグメント利益が1・2%減の23億500万円。不動産再生事業は、那覇市の大型再開発物件の一部売却などで売上高が2・2倍の98億7300万円、セグメント利益が2・1倍の16億8200万円。不動産金融事業は関東、関西地区の不動産担保ローン残高の伸長に伴う期中平均融資残高の増加で、売上高が43・3%増の15億1800万円、セグメント利益が56・2%増の8億2500万円。自動車の点検、整備、LPGの販売、パーキングなどそのほかの事業は、売上高が8・4%増の51億2800万円、セグメント損失が8億9400万円(前期は11億4100万円の赤字)だった。
27年3月期は、アメリカの通商政策の影響や、中東情勢による原材料価格、物価の上昇で国内個人消費の先行きが不透明なことから、売上高が2・7%減の1095億円、経常利益が3・5%増の42億円、営業利益が18・7%増の42億5000万円、当期純利益が13・8%増の23億5000万円を見込んでいる。

