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クラウドベンダーを10億円で子会社化 岡野バルブ製造


週刊経済2026年5月6・13日合併号

DX推進、開発提供体制を強化

発電用バルブ製造大手の岡野バルブ製造㈱(北九州市門司区中町、岡野武治社長)は3月27日、クラウドコンピューティングを活用したシステム開発を展開する㈱オルターブース(福岡市博多区博多駅南2丁目、小島淳社長)の株式を取得し、子会社化した。

取得価額は9億9965万8175円で、所有割合は92・72%となる。岡野バルブ製造は製造業向けに設備・機器の提供に加え、DX関連プロダクトの開発や導入支援を推進する中、協業関係にあり、ソフトウェア開発に関する高い技術力と豊富な開発実績を持つクオルターブースを傘下に収めることで、開発・提供体制をさらに強化。これにより創業から100年で培った「リアルテック」と最先端の「デジタルテック」の融合による事業拡大を図るとともに、自社での成功モデルをプロダクト化して日本の製造業全体へ提供することを目指す。

具体的な取り組みの第1弾として、まずは「調達支援」領域からプロダクト展開をスタートする。自社の調達業務において、過去のデータをもとにAIによる定型業務の自動化やサプライヤー管理の最適化を図り、製造業特有の複雑なサプライチェーン課題を解決するソリューションとして提供していく。岡野社長は「両社には妥協しない職人集団としての共通の哲学が流れている。岡野バルブ製造のリアルテックとオルターブースのデジタルテックの強みを融合させ、日本のモノづくりのアップデートに寄与したい」と話している。