COMPANY
創業80年迎える
九州トップの工業薬品サプライヤー
(写真右上)新社屋イメージ
今年で創業80周年を迎える。製造機能と商社機能を軸に、近年は飛躍の弾みとなった尿素事業が成長を牽引。売上高120億円を誇る九州屈指の工業薬品サプライヤーとしての地位を固めてきた。今秋には新本社の建設に着手するなど、環境インフラを支える化学の旗手として次なるステージへ乗り出す。
80年で積み上げた九州トップの実績
終戦直後の1946年(昭和21年)5月、福岡市の天神で「大起産業」として産声を上げた。当時は入手困難だった苛性ソーダをはじめ、無機薬品やセメント、釘などの販売を生業としていたが、時代の要請に即応しながら歩みを続け、2026年5月、ついに創業80周年の節目を迎える。着実な成長の末、現在は売上高120億円を突破。名実ともに九州を代表する工業薬品製造販売業者としての地位を盤石なものにしている。
その成長を支える屋台骨は、高度な製品を自社で創り出す「メーカー機能」と国内外から1万点以上の商品を調達する「商社機能」との融合にある。特に、九州初となる自社製造を開始した「塩化第二鉄液」は技術的象徴だ。水処理剤として下水処理や工場の排水浄化を担う一方で、電子機器のプリント基板加工に用いるエッチング剤としても不可欠な存在となっている。特筆すべきは、使用済み廃液を回収し、製品へと再生する独自の循環型システムを確立している点にある。まさに事業を通じて、環境保全と産業発展の両立を高い次元で具現化しているのだ。
飛躍の原動力となった尿素事業
「化学薬品」という言葉からは劇薬のような特殊なイメージを抱かれがちだが、同社の製品は驚くほど私たちの身近な生活に溶け込んでいる。例えば、浄水場で作られる水道水の浄化、ゴミ焼却施設から出る煙の無害化、さらにはスマートフォンやテレビの基板製造に至るまで、同社の技術が介在しない日は一日としてない。目に見えない領域で社会の「当たり前」を支えてきたのは、創業以来の誠実なモノづくりに他ならない。
この確かな技術基盤の上に、近年の飛躍を決定づける「弾み」となったのが尿素事業だ。中でも高品位尿素水「アドブルー(AdBlue®)」は、ドイツ自動車工業会(VDA)の厳しい認証をクリアした高品質な製品を、国内有数の認証メーカーとして供給している。また23年10月に広域営業部を新設し、同事業を通じて構築した北海道から沖縄まで計8カ所の製造拠点網を生かした新事業の創出にも注力。すでに関東や関西を中心とした現地メーカーとの連携による新たな製品供給体制を実現しているほか、福岡工場が得意とする「希釈・調合・小分け」といった緻密な加工対応力を全国へ波及させるなど、現場で「最も使いやすい形」で薬剤を届けるという差別化要素を、より強固なものにしている。
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| (写真)福岡市東区東浜1丁目にある本社・福岡工場 |
28年春完成目指し新本社建設へ
そして今後のさらなる飛躍の象徴となるのが、福岡市東区箱崎2丁目に今秋着工予定の新本社建設プロジェクトである。2028年春の完成を目指す地上5階建ての新拠点は、従業員がより創造的に働けるラウンジ等の多目的スペースを整備するだけでなく、移転後の現本社スペースを工場の機械化・自動化へと転用し、生産体制を抜本的にアップデートするための戦略的司令塔となる。並行して現在は基幹システム刷新(DX)も進行中であり、デジタル化によって生産性と働き方の双方に革新をもたらす構えだ。
掲げる使命、それは「人と社会と環境の調和」に貢献することである。水道水の浄化、大気のクリーン化、そして資源の循環利用。化学のテクノロジーを通じて展開される全ての事業は、未来へ美しい地球を残したいという揺るぎない想いに貫かれている。伝統を重んじながらも、全国のネットワークを糧に新たな価値を創造し続ける姿。創業80周年を通過点とし、九州トップの工業薬品サプライヤーとして、未来の地球を支え続ける歩みを止めることはない。
採用情報
募集職種/営業職、技術職
応募資格/ 大学・大学院、高専、専門、短大、高校卒(2027年卒業見込み)。中途採用あり。 詳しくはHP上の採用情報をご覧ください
問合せ先/総務部採用担当
(ふくおか経済EX2026年)


