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再エネ推進と宿泊事業で拓く新領域
(写真)熊本県大津町の自社メガソーラー「堀内大津ソーラーパーク」に完成した大型蓄電池。今後の蓄電池ビジネスの需要拡大に期待を込める堀内重夫社長とスタッフ
大型蓄電池によるFIP制度対応や独自のPPAモデルを柱に、九州屈指の再エネ推進企業としての地位を着実に確立しつつある。近年は強固な事業基盤を背景に宿泊事業へも進出。創業40周年を迎え、若手や女性が主役となり夢を描ける職場環境作りにも努めつつ、持続可能な地域社会の実現に貢献している。
再エネの未来を拓く蓄電池事業
1986年の創業以来、離島に電気を通す父の背中に憧れた堀内重夫社長の志を原点に、同社は地域インフラを支え続けてきた。転機となったのは、かつて堀内社長がモルディブ共和国で太陽光発電の技術支援に携わったことだ。その現地で再エネの可能性を確信したことが、単なる電気工事店から、持続可能な社会を創る「再エネ推進企業」へと舵を切る大きな原動力となった。
創業40周年の節目を迎え、現在、同社が最も注力しているのが、蓄電池によるエネルギーの有効活用である。再エネ比率の高い九州では、電力の需給バランスによる「出力抑制」が長年の課題だが、同社は熊本県大津町の自社メガソーラーに設置した6.2MWhの大型蓄電池が今春から本格稼働。市場価格に連動して売電を行う「FIP制度」への移行にいち早く対応した。この分野への注目度は極めて高く、独自に実施した蓄電池セミナーは金融機関や導入検討企業を中心に盛況で、社会的な関心の高さを証明している。今後は自社施設での実績を基に、他社のメガソーラーへもFIP転換に向けた蓄電池併設を提案していく方針だ。
併せて初期投資ゼロで太陽光発電を導入できるオンサイトPPAモデル「屋根貸して事業」を通じて企業の再エネの自立化を支援するなど、率先垂範で脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させている。
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| (写真)2月に福岡市中央区渡辺通1丁目に開業したホテル「Moat Inside Tenjin」。部屋には長期滞在に対応するため、簡易キッチンや洗濯機なども備えており、インバウンドや家族連れなどのグループ利用を中心に高い集客率を見せている |
注力する宿泊事業と地域活性化
再エネ推進企業として築いた強固な収益基盤は、新たな成長分野である宿泊事業への果敢な投資を可能にした。同社は昨春、福岡市中央区地行にペット可の民泊施設を開業。これと同時進行でホテルの開発も進め、今年2月には中央区渡辺通に初の7階建てホテル「Moat Inside Tenjin」(モートインサイド天神)をオープンした。以来、連日満室水準の好スタートで市場の旺盛な需要を確実に取り込んでおり、今夏には博多区東光にペットホテルを併設した2棟目が完成するほか、佐賀駅前での高層ホテル開発も進行中だ。
また今後は、福岡県内にあるアクティビティー拠点を運営受託する見通しで、青少年育成を見据えたリゾート再生構想にも挑む。本業の電気・環境関連事業を基盤としつつ、宿泊・地域開発へと事業領域を広げるこの歩みは、同社の将来を象徴する「夢のあるプロジェクト」といえよう。
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| (写真)会社の躍進を支えている女性スタッフ |
女性活躍とEVが創る新時代の職域
こうした挑戦の源泉は、従業員に「ワクワク」を提供する独自の職場環境にある。同社は電気工事会社としては異例の、従業員の約3割を女性が占める。4月1日には「事業管理部」を新設し、若手女性社員をリーダーに抜擢。ホテル開発や再エネ関連の新規事業を若手中心で推進する体制を整えた。
キャリア形成においても、資格取得費用を全額会社が負担し、1級施工管理技士などの難関資格合格時には一時金を支給するなど、プロへの成長を強力にバックアップ。加えて、奨学金返済の支援制度も導入し、若手社員の経済的自立を支えている。 さらに再エネ推進企業として社員のEV利用を推奨し、手当支給や社内での無料充電環境を提供。技術で地域を支え、社員が誇りを持って夢を描ける場所へ。堀内電気の先進的な取り組みは、電気工事業界の未来を明るく照らしている。
採用情報
募集職種/ 現場管理者(技術者)、営業職、事務職
応募資格/ 高卒以上(中途採用あり、HP上の採用情報をご覧ください)
年間休日/125日
問合せ先/総務課
(ふくおか経済EX2026年)



