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総工費43億円かけ那珂川市に製造工場 中村学園


週刊経済2026年4月22日発行号

学校給食の加工調理や備蓄食の

学校法人中村学園(福岡市城南区別府5丁目、中村紘右理事長)は総工費43億円をかけ、那珂川市中原東1丁目に学校給食の加工調理や備蓄食の製造を担う工場を建設している。完成は来年1月、稼働は4月を予定している。
国が推進する完全給食ならびに無償化に伴う各市町村からの給食形態の変更を背景に、生産体制の増産を図る。運営は同学園の収益事業部門で給食業務の受託運営を手掛ける中村学園事業部(同市博多区博多駅東1丁目、室井高事業理事)が担う。名称は「新ケータリングセンター(仮称)」。場所は中原新池西側。敷地面積は4764㎡。鉄骨造り2階建てで延べ床面積は4636㎡。1日の生産能力は学校給食6千食、備蓄食生産8千食。また、有事の際に伴う「備蓄食」の製造販売を目的としたレトルトパウチ工場を併設する。HACCPの考え方を取り入れた衛生的な施設設計で、省エネルギー設備や井水活用によって環境に配慮した運営を進めていく。
同社は「本施設を中核拠点として学校給食事業の安定供給を図るとともに、将来的には新たな食関連事業の創出や地域ニーズへの柔軟な対応を視野に入れ地域社会へのさらなる貢献を目指していく」と話している。