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「45歳平均年収1千万円」を前倒し達成へ クラフティア


週刊経済2026年4月8日発行号

賃金アップは8・3%増の2万5千円

総合設備工事業の㈱クラフティア(福岡市中央区天神1丁目、石橋和幸社長)は今春から、月額2万5千円の賃金改善を実施。「45歳平均年収1000万円」というKPIを前倒しで達成できる見通しとなった。

3月23日付で労働組合と妥結したもので、組合員平均では約8・3%の賃上げとなり、45歳社員の平均モデルでは年収ベースで約70万円の引き上げとなる見込み。これにより2029年度までの中期経営計画「VISION2029」で掲げている「45歳平均年収1000万円」というKPIを、当初の計画から大幅に前倒しして達成できる公算が高まった。

背景には、昨今の物価高騰への対応に加え、建設・設備業界で人材獲得競争が激化する中での「人への投資」を通じた企業価値向上という狙いがある。同社は「人は財(たから)」という信念のもと、処遇改善を現場の生産性向上と持続的な成長につなげる。

また4月からは、社員がライフステージに合わせて柔軟に働き方を選択できる「勤務地エリア選択制度」を新たに導入。これに伴い、「グローバル異動手当」の新設や、単身赴任手当、離島手当といった諸手当の実態に合わせた見直しも実施。報酬面だけでなく、多様な働き方を支援する環境整備も並行して進めていく。