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KDDIと圏外救助要請サービス提供で合意 オーセンティックジャパン
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週刊経済2026年4月1日発行号
衛星通信活用で山岳遭難対応
会員制山岳捜索サービス「ココヘリ」を運営するオーセンティックジャパン㈱(福岡市中央区赤坂1丁目、久我一総社長)は4月1日、衛星通信を活用した新サービス「ココヘリSOSダイレクト」の提供を開始する。
KDDI㈱(東京都)と山岳の安全対策に関する包括的な連携で基本合意し、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct」を用いる。空が見える場所であれば、従来の携帯電話通信が圏外のエリアからでもSMSによるテキストメッセージで「ココヘリ」のコールセンターへ直接捜索要請が可能になる。また、オーセンティックジャパンが展開する位置情報アプリ「HITOCOCO」も同通信に対応し、圏外でも家族などが登山者の位置情報を把握できる体制を整える。これまでの山岳遭難では、圏外エリアからの直接通報が困難で、家族からの連絡を起点に捜索が始まるケースが多かった。新サービスの導入により、本人による早期通報とビーコン(発信機)による正確な位置特定を組み合わせることで、初動対応の迅速化と遭難被害の軽減を目指す。3月下旬には両社で実証実験を行い、通報からヘリによる捜索までの一連の流れを検証する。
同社は2011年12月設立。ココヘリの会員数は17万人を超え、41都道府県の警察・消防航空隊で導入されている。

