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河野名島病院に「歯科診療室」新設 医療法人済世会
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週刊経済2026年3月4日発行号
最新設備や電子カルテ導入
精神科専門病院を運営する医療法人済世会 河野病院グループ(本部・福岡市東区名島4丁目、河野正美理事長)は1月、河野名島病院(同所)の本館1階に歯科診療室を新設した。
同法人では施設の老朽化が著しかった河野病院(糟屋郡篠栗町)を昨年1月末で閉院し、同2月から河野名島病院と河野粕屋病院(糟屋郡宇美町)の2病院体制に移行。河野病院閉院に伴い、グループ内に歯科機能がなくなったため、精神疾患患者の口腔ケアや誤嚥性肺炎の予防、摂食嚥下機能の維持・向上の観点から、機能拡充を図る河野名島病院に約4千万円をかけて最新設備を備えた歯科診療室を新設した。
今回、女性職員用の更衣室を新たに別の建物を建てて新装移設。その更衣室跡を歯科診療室に改修した。床面積は30㎡で、診察・消毒室、歯科前室、X線室、機材・カルテ庫、機械室で構成。河野病院時代はレントゲン撮影の際、病院のレントゲン室まで移動する必要があったが、今回は歯科診療室内に専用設備を完備。また、精神科病院では導入が遅れがちな電子カルテシステムを病院全体に先行して導入した。スタッフは歯科医師1人、歯科衛生士1人の体制で、基本的には診察は入院患者が対象。土日が休診日で、平日の診療時間は病院と同じ午前9時〜午後5時半まで。また、河野粕屋病院の患者の口腔ケアのために、毎週水曜日に歯科医師と歯科衛生士がペアで訪問する。
河野理事長は「喫緊の課題だった歯科診療室がようやく実現した。今後も遅れている河野名島病院の3号館建設計画を前に進め、患者・職員双方に『選ばれる病院』を目指していきたい」と話している。

