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有機土壌活性液製造装置を発売 福岡酸素
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週刊経済2026年2月25日発行号
食品残渣を液化肥料に
産業・医療用ガスなど製造供給事業の福岡酸素㈱(久留米市、本間雄一社長)は1月、有機土壌活性液製造装置「AZERIA(アゼリア)」の販売を開始した。
金型製造のKTX㈱(愛知県江南市、野田太一社長)が製造するもので、同社と福岡酸素は2024年から事業連携し、長崎県平戸市で魚残渣を農業用の液体肥料に変える実証実験に成功。アミノ酸液肥を活用したサーキュラーエコノミー(資源を循環的に利用する経済システム)創出事業に取り組んできた。
アゼリアは食品工場や飲食店から排出される食品残渣や食べ残しを投入し、24時間で液体肥料をつくることができる。処理能力は一日300㎏で液肥化速度が高く、人畜無害な有機物アミノ液肥の製造を可能にしているという。また、今まで廃棄されCO2を排出していた食品残渣を資源に変え、肥料として畑に戻し、価値ある野菜を作ることで循環型社会を構築する。
福岡酸素は、ガス供給のネットワークを活かして既存顧客を中心に装置を販売。飲食店や新しい肥料として食品残渣由来の製品を試したい農家、野菜の試食や取り扱いを検討したい企業に対して販売する。同社では「無意識に排出していたCO2を意識的に削減して、ともにカーボンニュートラルへの貢献を目指すことができたら」と話している。

