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福智町の酒造会社を関連会社に Fusic
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週刊経済2025年12月17日発行号
株式29・8%取得
クラウド環境を活用したシステム開発など情報通信業の㈱Fusic(フュージック/福岡市中央区天神4丁目、納富貞嘉社長)は12月1日付で、醸造会社の㈱天郷(あまのさと)醸造所(田川郡福智町弁城、中山雄介社長)の株式29・8%を取得し、関連会社化した。
伝統産業とテクノロジーの融合で新たな価値創出を図るほか、非IT事業をグループのポートフォリオに組み込むことで新しい収益源を確保し、中長期的な業績拡大につなげるもの。製造、品質管理から販売と流通、マーケティング領域でデジタル施策を推進する同醸造所を、フュージック社が培ったクラウドやAI、IoTのシステム開発の知見、経験を生かして事業を支援する。
天郷醸造所は2023年12月設立で、資本金6330万円。25年3月に酒蔵が完成し、同年9月1日付で国税庁からその他の醸造酒製造免許が交付されて、本格的な酒造りを開始した。福智町産の米や果物、ハーブなどの副原料を活用し、豊かな水源林から採れる水を用いてクラフト醸造酒を製造。「〝在る〟ものを見つめ直す〝酒〟と〝宵〟の時間」をコンセプトにしたブランド「在る宵」の第一弾商品「天郷 ―amanosato―」を10月1日から予約販売の受付開始している。フュージックでは「上場時から掲げる海外での収益機会創出にも貢献してほしい」と話している。
同社は2002年に九州大学発のベンチャーとして納富社長と浜崎陽一郎副社長が起業し、03年10月に法人化。資本金5924万円。従業員120人。23年3月31日付で東京証券取引所グロース市場および、福岡証券取引所Q―Boardに上場した。

