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JERAと初のLNG相互融通取引 西部ガス
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週刊経済2025年12月17日発行号
ひびきLNG基地の受入柔軟性を活用
西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、加藤卓二社長)は11月、エネルギー企業大手の㈱JERA(東京都中央区、奥田久栄社長)と初めてLNG(液化天然ガス)相互融通取引を実施した。
貯蔵施設「ひびきLNG基地」(北九州市若松区)の受入柔軟性を活用することで、両社のエネルギーセキュリティを高めるとともに、機動性の強化による安定的な需給管理と基地利用事業の推進を目指すもの。今年4月の「ひびきLNG基地の戦略的活用などに関する提携合意」に基づき今回、両社のLNG安定確保の強化を目的にひびきLNG基地からJERA基地へのLNG船の仕向地変更などを実施。西部ガスでは「今後もこのような取り組みを推進し、ひびきLNG基地のさらなる価値向上を図る」としている。
西部ガスは約500億円をかけてひびきLNG基地に3基目となる大型貯蔵タンクを増設するとともに、ガス製造やローリー出荷設備などの増強を図る。今夏に着工しており、2029年上期の運転開始を予定している。
JERAは、東京電力と中部電力との包括的アライアンスに基づき、日本に国際競争力のあるエネルギー企業を創出することを目的に2015年に設立。資本金は1千億円。燃料上流・調達から発電、電力/ガスの卸販売などを一元化し、国内火力発電の半分を占める発電能力と世界最大級の燃料取扱量を誇るエネルギー企業。

