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SBとフィジカルAI社会実装で協業 安川電機


週刊経済2025年12月10日発行号

オフィス向けAIロボットを共同開発

モーションコントロール・ロボット開発、システムエンジニアリングなどを手掛ける㈱安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、小川昌寛社長)は12月1日、ソフトバンク㈱(東京都港区、宮川潤一社長)と「フィジカルAI」の社会実装に向けた協業に合意し、覚書を締結したことを明らかにした。
少子高齢化による人手不足への対応や業務高度化の重要性を背景に、各産業界で自動化・省人化ニーズの高まり、AI・ロボット活用の拡大が求められていることから、今回の協業が実現した。フィジカルAIとは、ロボットのセンサーやカメラ、外部システムから得た情報をAIが解析・判断し、その結果に基づいてロボットが柔軟で複雑な動きを行えるようにする技術。安川電機が有する「AIロボティクス」による高い作業力と精緻な制御を実現したロボットに、ソフトバンクが推進するAIとRAN(無線アクセスネットワーク)融合の新たな価値創造型通信インフラ「AI-RAN」技術を組み合わせることでロボットが対応できる作業領域の拡大を図るのが狙い。
両社は今回の協業第一弾として、次世代のビル管理システムと連携し、MEC(マルチアクセス・エッジ・コンピューティングの略:高速大容量、高信頼・低遅延通信、多数同時接続を最大限に活用したネットワーク技術)で動作するAIを活用した「オフィス向けフィジカルAIロボット」のユースケースを共同開発。共同開発ロボットは今年12月開催の「2025国際ロボット展」(東京ビッグサイト)に出展し、デモンストレーションを行っている。
同社では「両社がそれぞれの領域で培ってきた先進技術を掛け合わせることで、フィジカルAI領域における新たな自動化ソリューションの創出と社会実装を目指すとともに、人とロボットが同じ空間で安全かつ協調して働く未来の創出に貢献していく」と話している。