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田島山業やAPUと連携してツリーをデザイン 博多大丸


週刊経済2025年12月3日発行号

「レガシー」テーマに環境保全のメッセージ

㈱博多大丸(福岡市中央区天神、村本光児社長)は11月8日、大丸福岡天神店エルガーラ・パサージュ広場で毎年定番となっている、クリスマスツリーの点灯式を開催。今年は、田島山業㈱(大分県日田市)や立命館アジア太平洋大学(大分県別府市、以下APU)、などとの共創で、「レガシー」をテーマに自然環境を未来に残す思いをデザインに盛り込んだ。
同ツリーの制作は、九州の魅力を掘り起こす取り組みである「九州探検隊」の活動の一環で、2022年から対馬と連携。環境保全等のメッセージをデザインに取り入れてきた。今年は自然という遺産(レガシー)を未来につなぐことをテーマに、植林から伐採までを一貫作業として手掛け、「森を守る」活動で有名な田島山業が、山を育てる過程で発生した間伐材をメインの素材として利用。空洞のフォトスペースを備えた、特徴あるツリーをデザインした。さらに、APUサステイナビリティ観光学部のインターンシップ生たちが考案した「折り鶴」のオーナメントや、NPO法人唐津ファームアンドフードが協力した、プラスチックごみをアップサイクルしたオーナメントを意匠として採用。ツリー周辺には木々を配置して「緑のオアシス」の空間を演出した。
点灯式では、タレントの中嶋浩二さんをMCに、ツリー制作に関わった関係者のトークセッションを約2時間にわたって開催。田島山業の田島信太郎社長や、APUサステイナビリティ観光学部のインターンシップ生6人(海外4カ国の留学生含む)が、それぞれツリーのデザインや意匠に込めた地元環境保全への思いを解説した。また、環境省が認定する「自然共生サイト」の認定事業者の取り組みも紹介された。村本社長は「以前はブランドとコラボしたツリーなども披露していたが、対馬市と連携した2022年からは一貫して、環境問題に対するメッセージをデザインに詰め込んでいる。展示される約50日間、この天神の町でクリスマスツリーの灯りに込めた思いを、多くの人に届けられると嬉しい」とあいさつ。ツリーは12月25日まで展示される。