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dottとAI教育推進の連携協定を締結 麻生塾


週刊経済2025年11月26日発行号

ディプロマ制度導入は国内初の取り組み

麻生情報ビジネス専門学校や麻生外語観光&ブライダル専門学校、麻生医療福祉&保育専門学校など県内12専門学校を運営する学校法人麻生塾(福岡市博多区博多駅南1丁目、麻生健理事長)は、11月14日付でWebシステムおよびアプリケーション、サイトの企画・開発・運営などを手掛ける㈱dott(東京都台東区、浅井渉社長。以下、ドット)とAI教育推進に関する連携協定を締結した。ドットが教育機関と生成AIを活用した教育連携協定を結ぶのは福島、新潟の専門学校に続いて国内3例目。九州では初めてとなる。

文部科学省による教育機関向け「生成AI利活用ガイドライン」の改定を背景に、教育分野でのAI活用に対する社会的要請が高まっていることから、各産業界ニーズに応じた独自のAI教育推進に向けた連携協力を行うのが目的。今回の連携協定によって、全国初となる「ディプロマ(修了認定課程)制度」を導入した独自のカリキュラムを構築し、AI活用教育の「地域発・全国モデル」形成を目指す。同制度は従来の修了証とは異なり、「AI人材採用企業側が評価する実践的スキルを可視化する新たな教育証明制度であり、専門学校とAI企業が連携して構築するのは初めての取り組みとなる」(麻生理事長)としている。

同制度は2026年度からスタートし、第一弾としてASOポップカルチャー専門学校のクリエイティブ分野で取り組みを実施。同専門学校のデザイン思考や表現力、創造性とドットが運営するAI教育プログラム「AI STUDIO(AIスタジオ)」の技術・論理思考、データ分析、問題解決などのAI教育を融合することで、業界ニーズに応じた即戦力人材を育成する。各分野・業界ごとに必要とされるAI知識・スキルレベル、学習到達基準を策定し、基準を満たした学生に対してAI教育連携のディプロマを発行する。ディプロマの種類は教材スキルに応じた3種類。同協定の有効期間は締結日から1年間で、以後異議が無ければ1年ごとに自動更新していく方針。

麻生理事長は「職業に適したAIカリキュラムを形成し、学生に必要なスキルとリテラシーの早期修得、向上を図っていくが、教員に対するリテラシーの底上げも重要な課題。今回の連携を機に、九州で最もリテラシーが高い専門学校を目指す」と話している。