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ビーインベンターに1千万円の支援資金融資 日本公庫福岡西支店
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週刊経済2025年11月12日発行号
国内市場向け製品開発に活用
㈱日本政策金融公庫福岡西支店(福岡市中央区舞鶴3丁目、山口繁紀支店長:以下、日本公庫)は10月24日、台湾初のスタートアップ企業でIoTソリューション製品の製造・販売を手掛けるBeeInventor㈱(ビーインベンター:同大名2丁目、ハリー・チェン社長)に新規開業・スタートアップ支援資金を融資したことを明らかにした。融資額は1千万円。
ビーインベンターは主に建設・製造業界を対象に、現場での減災および作業効率化を目的としたIoTソリューション製品の製造・販売を展開。特に、同社主力製品のスマートヘルメット「DasLoop」は作業員の位置情報や心拍数、体温などバイタルデータを管理できるほか、現場の安全・業務管理のDX化にも対応しており、大手建設会社や製造業者への納品実績もあるという。今回の融資では、同商品を通じて「日本市場にフィットした製品のアップデートとして資金を活用する予定」(日本公庫福岡西支店)としている。
ビーインベンターは2022年6月に設立。資本金は2億円(資本準備金含む)。従業員数は34人(グループ)。日本公庫では「今後も引き続き、イノベーションの担い手である新しく事業を始められる方をはじめ、地域で活躍する事業者の維持、発展を積極的に支援していく」と話している。

