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ヨドバシ博多駅店でもつ鍋ちゃんぽんの提供開始 楽天地


週刊経済2025年11月5日発行号

ランチタイムの顧客獲得目的に

もつ鍋専門店運営の㈲楽天地(福岡市博多区祇園町、水谷崇社長)は10月31日、ヨドバシ博多駅店1階(同区博多駅中央街)で新メニューとなるもつ鍋ちゃんぽんの提供を開始した。

これまでは、福岡空港国際線ターミナルフードホール店のみで先行提供していたが、出国直前の旅行客を中心に1日30~40杯売れるほどの人気メニューとなったため販路を拡大したもの。コンロを使用した通常のもつ鍋は、来店客の平均滞在時間が90分ほど時間を要するが、どんぶり形式での提供によって、調理時間から食べ終わるまで最短15分に短縮できることから、オフィスワーカーや地元の個人客を中心にランチ利用の顧客獲得を狙う。もつ鍋の中はもつたこ焼き、もち、締めのちゃんぽん麺が入っており、煮込んだ状態で提供する。どんぶりは鉄を含んだ保温性の高い特注のものを使用した。価格は1078円(税込み)。月間1千杯、売上高107万円を目指す。営業時間は午後0時から午前3時まで。

水谷社長は「『もつ鍋のファストフード』として新たな価値を提供していく。締めの新文化をヨドバシ博多から発信していきたい」と話している。

同社は1977年創業、84年設立。資本金1千万円。従業員200人(アルバイトなど含む)。2025年2月期売上高は24億4900万円。