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GLP福岡ICプロジェクト1棟目を着工 東京の日本GLP


週刊経済2025年11月5日発行号

4階建て、延べ床面積は9万6千㎡

物流施設開発などの日本GLP㈱(東京都中央区、帖佐義之社長)は10月23日、粕屋町大隈の大型物流施設「GLP福岡ICプロジェクト」の1棟目を着工した。2027年7月末完成予定。

福岡IC南西側で粕屋町が産業用地として整備を進める粕屋町大隈西土地区画整理事業地内で進行中のプロジェクト。総敷地面積約7万㎡内に総延べ床面積約15万㎡の物流施設3棟を開発するもの。今回は、約4万3千㎡の敷地に鉄骨造り4階建て、ボックス型で延べ床面積約9万6千㎡の施設を建設する。施設名は「GLP福岡IC Ⅰ」。災害時にも事業を継続できるよう免震構造を採用しているほか、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)認証、省エネルギー性能評価のZEB認証を取得予定。設計、施工は総合建設事業の㈱安藤・間(東京都港区、国谷一彦社長)が手掛ける。日本GLPの主要顧客が使用する専用施設。残りの2棟も3PL、卸、EC、冷凍、冷蔵などの業種を中心に引き合いがあるという。

帖佐社長は「福岡エリアはEC市場拡大などを背景に物流需要が高まっており、当施設が九州全域への効率的な配送を実現する物流ハブとして入居企業の成長を支援することを確信している」と話している。