NEWS

認可保育所3施設を「保育所型認定こども園」へ 社会福祉法人ヒトトナリ


週刊経済2025年10月29日発行号

来年4月1日付

保育事業の社会福祉法人ヒトトナリ(福岡市中央区舞鶴3丁目、有松徹理事長)は2026年4月1日付で、運営する認可保育所3施設を保育所型認定こども園に移行する。

全国的に出生数が減少する一方で保育の幅や質の拡大が求められる中、教育カリキュラムの充実や子育て支援を強化するもの。今回こども園に移行する認可保育園は、大井保育園(福岡市博多区大井2丁目)、まごころ保育園(福岡市東区馬出6丁目)、原中央保育園(福岡市早良区荒江3丁目)の3施設。これまでは、保護者の就労や疾病などが理由で家庭での保育が難しい0~5歳の子どもを預かる「認可保育所」だったが、「こども園」では保護者の就労有無に関係なく利用できる。今後は新カリキュラムの導入や一時預かり子育て相談などへの対応拡大、子どもの発達や特性に応じた支援の強化などに取り組む。

同法人では「今回の認定こども園への移行で、教育と福祉の垣根を超えた新しい園づくりを進めていきたい」と話している。