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小郡市山隈に九州配送センター開設 東京のクラシエ薬品


週刊経済2025年10月29日発行号

配送距離を短縮

医薬品販売のクラシエ薬品㈱(東京都港区海岸3丁目、髙橋健二社長)は10月1日、小郡市山隈に九州エリア初の物流拠点「九州配送センター」を開設した。

働き方改革への対応で輸送距離の短縮を図るもので、関西配送センター(大阪市此花区北港緑地2丁目)が手掛けていた九州エリアへの配送を担う。また、埼玉、大阪に次ぐ3拠点目として、在庫保管スペースを確保。将来的な物流量増加に備えるのに加え、物流BCP対策の強化を図る。場所は、県道53号線、小郡IC北交差点南東側の、関電不動産開発㈱が提供する物流施設「KRD-Logisthics 福岡小郡」。使用スペースは1606㎡。配送エリアは山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の8県。同社は「顧客の多い九州エリアで医薬品の安定供給体制を強化し、健康的な暮らしをサポートしたい」と話している。