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主力の建設事業を4エリア制細分化など組織再編 日本乾溜工業


週刊経済2025年10月29日発行号

今期最終年の中期計画実現に向け

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、兼田智仁社長は)10月1日付で組織変更を実施した。

売上高200億円を目指す今期最終年とする中期経営計画の達成に向け実効性を高めるもの。2023年10月に建設事業本部の配下に新設した「C・M・X(コントラクションモデルトランスフォーメーション)事業部技術グループ」を技術営業部に再編し、技術・施工ノウハウを統括する体制を構築。また、コーポレート機能を強化するために「戦略推進室」を同本部直轄組織にしたほか、従来の2ブロック制(North・South)を4エリア制(福岡・西九州・中九州・南九州)に再編。福岡エリアは福岡支店・北九州支店。西九州エリアは佐賀支店・長崎支店。中九州エリアは大分支店・熊本支店。南九州エリアは鹿児島支店・宮崎支店。そのほか今年8月に開設した関西支店とした。さらに、社内ガバナンスや法務機能を強化するため法務室を本部直轄組織にした。同社では「これまで以上に機動的かつきめ細やかな営業および工事施工体制を構築し戦略を遂行していく」と話している。