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環境省の脱炭素型循環経済システム構築促進事業に採択 キューヘン
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週刊経済2025年10月15日発行号
沖縄電力の共同事業者で絶縁油リサイクル推進
変圧器の製造、販売などを手掛ける㈱キューヘン(福津市花見が浜2丁目、藤本淳一社長)は9月16日、沖縄電力㈱(沖縄県浦添市、本永浩之社長)と共同で進めるリサイクルスキーム事業が環境省の令和7年度脱炭素型循環経済システム構築促進事業に採択された。
2021年9月から事業化し、24年10月に環境大臣表彰を受賞した電柱上にある筒形の変圧器で使用された絶縁油のリサイクル技術について沖縄電力とともに、社会実装を見据えた実証を行う。代表事業者が沖縄電力、共同事業者がキューヘンで「令和7年度 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 脱炭素型循環経済システム構築促進事業(うち、プラスチック等資源循環システム構築実証事業)」に、事業名「変圧器使用済絶縁油のリサイクルスキーム実証事業」で応募した。今回の実証では沖縄電力が全体総括、リサイクルプラント構築、技術課題の検証を担い、キューヘンは分析、検証、リサイクルプラント設計・運用指導に携わる予定。25~27年度にかけて沖縄本島内の使用済絶縁油をリサイクルし、再度利用することで、品質の安定化、およびコストの低減を実証し、安全性を確保しつつ持続可能なリサイクルスキームを構築する計画。 実績のある柱上変圧器の絶縁油リサイクルに加え、変電所用の大形変圧器の使用済絶縁油の再利用化に取り組んでいく。

