NEWS

インド・ムンバイで賃貸オフィスを共同開発 西日本鉄道


週刊経済2025年10月15日発行号

初の海外オフィス開発

西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、林田浩一社長)は、インドの大手デベロッパー、Runwal Enterprises Limited(ムンバイ市、以下Runwal社)や玄海キャピタルグループであるGenkai Capital Secured Investment Pte.Ltd.(シンガポール、以下GCSI社)と共同で、インド・ムンバイで賃貸オフィスを開発する。西鉄としては初の海外賃貸オフィス開発事業への参画。

ムンバイは、人口約2200万人のインド第2の都市で、同国内においてもオフィス供給量第2位を誇るなど、今後も著しいオフィス需要の成長が期待されている。今回開発を手掛ける「Runwal BKC」は、ムンバイのビジネス中心区でありインフラ整備が進むBKC地区から徒歩10分に位置し、周辺には大規模再開発エリアを有するなど、将来性が高く期待されるエリアという。建物構造は地下4階・地上12階建で、2029年6月の完成を予定。エネルギー効率や持続可能性など幅広い環境性能を高水準で満たし、国際的な環境認証である「LEED認証」を取得予定。

西鉄は第16次中期経営計画の重点戦略として、海外不動産事業の収益拡大を推進。インド第1号開発案件となる同プロジェクトを皮切りに、今後も現地パートナーとの共同事業を通じて、インドでの不動産開発の拡大を目指す。