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病院向け診療補助AIサービス SOTRY


週刊経済2025年10月8日発行号

月額3万円

システム開発を手掛ける㈲SOTRY(福岡市博多区博多駅中央街、斉藤建一社長)は9月1日、病院向け診療補助AIサービスを開始した。

名称は「医療AI メドサポート」。血液・尿検査や心電図、胸部X線、CT、MRIなどの検査結果をAIが解析支援するほか、画像アップロード機能により視覚的な判断補助も可能。症状相談や検査データの解釈、薬の情報提供、疾患の鑑別診断などをサポートし、医師の診療負担軽減を図る。具体的には薬の作用機序、副作用、相互作用、投与量などの情報や症状ベースでの鑑別診断リスト、危険信号(Red flags)の提示、さらに適切な診療科への受診助言をする、最新の医学文献・ガイドラインに基づいた治療選択の候補を提案する。最終判断は医師が担い、AIはあくまで補助的な役割に徹する。

同氏は「最先端のAI技術で医療現場の課題解決に貢献したい」と話している。