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宗像市の複合施設にかまどベンチを新設 玉屋


週刊経済2025年10月8日発行号

防災拠点としての機能強化として

パチンコホール経営の㈱玉屋(福岡市中央区春吉3丁目、山口智也社長)は9月250日、運営する複合施設「トリアーダ宗像」(宗像市光岡)に防災設備として「かまどベンチ」を設置した。

同施設では2022年6月の全面リニューアルを機に、宗像市と防災協定を締結。一般家庭の使用電力約110世帯に相当する太陽光発電設備や蓄電池システムのほか、非常用飲料水貯水槽、マンホールトイレ、防災備蓄倉庫、非常時車中泊避難エリア、ペット避難エリアなどを完備しており、今回新たに「かまどベンチ」の設置で、防災拠点としての機能をさらに高めた。ベンチはイベント広場前に1カ所設置され、災害時には座板を外して炊き出し用かまどに転用される。

トリアーダ宗像は「玉屋宗像店」を中核とする複合商業施設として、国道3号沿い、光岡交差点南側の約4万㎡の敷地に1995年開業。2020年秋から約30億円を投じ再開発に着手し、2022年6月に全面リニューアル。娯楽、物販、飲食の提供を通じて「地域の賑わい、防災拠点の両面から地域に貢献できる施設」(同社)として、新たな街づくりを通じて地域との共生を目指している。