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宗像市と包括連携協定を締結 JR九州
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週刊経済2025年10月8日発行号
駅を中心としたまちづくりなど6項目
九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)は9月30日、宗像市(伊豆美沙子市長)と包括連携協定を締結した。
JR九州は2025~27年度の中期経営計画で、地域とともに駅周辺の魅力向上に取り組むとともに、安全で快適な移動の提供を通じて、駅周辺人口・交流人口を創造することで持続可能なまちづくりに貢献していくことを掲げており、宗像市が推進するまちづくりと方向性が一致したことから、同協定を締した。連携事項は①駅を中心としたまちづくり②持続可能な交通インフラの構築 ③災害につよいまちづくり④環境にやさしいまちづくり⑤地域活性化に資する取組みと魅力発信⑥その他両者が合意した事項の6項目。具体的には、将来人口の減少予測を考慮し、人口維持(定住・移住)や交流人口の拡大を目的とした特急列車利用補助の検討、駅を主要交通結節点とした公共交通ネットワークの連携、新たな移動需要創出を目的としたJR九州の乗車券や市内バス(路線バス・ふれあいバスなど)1日乗車券、市内クーポン券がセットになったお得なデジタルチケットの造成・販売(10月1日~)、宗像市内における系統用蓄電池事業や地域連携の検討を挙げている。

