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絵本と木の彫刻ギャラリーがキッズデザイン賞 コンダクト


週刊経済2025年10月1日発行号

本社改装が子どもの未来創造に

不動産デベロッパー・コンダクト㈱(北九州市小倉北区浅野2丁目、和田克之社長)は8月20日、NPO法人キッズデザイン協議会(東京都港区)のキッズデザイン賞を受賞した。

同賞は子どもの安全・安心と健やかな成長、発展に貢献する優れた製品やサービス、空間、活動、研究などを顕彰し、広く社会に発信することを目的に2007年に創設。製品やサービスは大人や一般向けに開発されたものでも子どもや子育てに配慮されたデザインであれば審査対象になり、受賞作品には「キッズデザインマーク」を付けることが認められ、販売促進活動や広報活動でPRすることができる。

コンダクトは昨秋に本社ビル2階にアートギャラリーを開設。九州大学の学舎でかつて利用されていた歴史的じゅう器を修繕し、九大で研究教材としていた3千冊の絵本や木の彫刻作品を十数点展示して地域住民を対象に絵本読み聞かせなどを実施している。これらの取り組みが評価され受賞に至った。19回目となる今回の応募数は411点。うち受賞数は233点。和田社長は「昨年創業30年を迎え、今後の成長はいかに社会に必要とされる企業になるか。従業員のエンゲージメントを高める健康経営を実現しながら、地域と伴走しながらメセナ活動にも取り組んでいく」と話している。