トレイルランニングレースで必携装備に指定　オーセンティックジャパン

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週刊経済2025年10月1日発行号

遭難リスクに備えて

山岳遭難者の位置を特定する探索サービス「ココヘリ」を展開するオーセンティックジャパン㈱（福岡市中央区赤坂１丁目、久我一総社長）は９月２０日、２１日開催のトレイルランニングレース「上州武尊山スカイビュートレイル」（群馬県川場村）において「ココヘリ」が必携装備品に指定された。

同レースは日本百名山・武尊山を含む累積標高が高いコースが特徴。トレイルランニングはスピードが速いため参加者への負荷が大きく、道迷いや体調不良による遭難リスクが高い。これに備える安全対策として、ココヘリの機能が評価された。

ココヘリは小型発信機から専用電波を発信し、ヘリやドローンに搭載した受信機と直接通信することで位置を特定する。スマートフォンの圏外でも迅速な捜索を可能にし、遭難時の生存率を高める特徴が評価されている。現在会員数は１７万人超で、全国の主要トレイルランニング大会でも必携装備に指定されている。