経産省補助金事業に「石けん系消火剤」採択　シャボン玉石けん

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週刊経済2025年10月1日発行号

インドネシアで調査事業

無添加せっけんメーカーのシャボン玉石けん㈱（北九州市若松区南二島２丁目、森田隼人社長）は９月１日、「石けん消火剤」によるインドネシアの森林・泥炭火災抑止を目指す調査事業が経済産業省の補助金事業に採択されたと発表した。

経済産業省の「令和６年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金（小規模実証・ＦＳ事業）」に採択。インドネシア共和国および近隣諸国に甚大な被害をもたらす森林・泥炭火災の大規模化を抑止する新たな手段として、せっけんを主成分とした環境にやさしい消火剤「石けん消火剤」の普及を図るもの。当該消火剤の標準化、最適な備蓄・配送システムの構築、森林保全や排出炭素削減に貢献するビジネスモデルや政策の立案などを調査し、事業化に向けた可能性を検討していく。「石けん消火剤」は高い浸透力と、消火に必要な水量を従来の４分の１に削減できることが実証されており、環境負荷の低減と効率的な消火活動を両立できるという。