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南区野間1丁目に就労支援施設 RAPAS
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週刊経済2025年10月1日発行号
初月黒字化目指す
手書きの手紙制作や業務代行事業を展開する㈱RAPAS(福岡市南区清水1丁目、陸守康汰社長)は10月1日、障害や難病を持つ人を対象とした就労継続支援A型事業所「Sucre(スクレ)」を同市南区野間1丁目に開設した 。
A型事業所は雇用契約を結んで働くことができる福祉サービスだが、昨年の報酬改定により全国で閉鎖が相次ぎ、5カ月間で4200人超の利用者が解雇されたとされる。今回の開設は、給付金に依存しない運営モデルを掲げる同社の取り組みの一環で、全国の就労支援施設との取引実績を基盤に清掃やPC作業などの業務を請け負い、利用者の実務スキル向上を支援するもの。初月から黒字化を見込む 。
元Jリーガーの陸守社長は「本来は就労可能な人が非労働力人口に分類されている現状に違和感を覚えた。誰もが自分の強みを生かして働ける社会を実現したい」と話している。

