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フレンチ店と焼肉店を事業譲受 ワイエスフード


週刊経済2025年10月1日発行号

M&Aは合計3件に

ラーメン店経営などのワイエスフード㈱(田川郡香春町鏡山、高田十光社長)は、東京都渋谷区のフレンチレストランと横浜市西区の焼肉店を事業譲受した。M&Aは合計3件となった。

8月27日付で取得したのは、飲食店経営の㈱アジアンテイブル(横浜市、東山周平社長)が運営するフレンチレストラン「ROTISSERIE★BLUE(ロティサリーブルー)」(東京都渋谷区恵比寿4丁目)。国産雛鳥を専用ロティサリーマシンで焼き上げる「ロティサリーチキン」を中心に南仏をはじめとしたフランス各地の郷土料理を提供している。2024年9月期の売上高は1億339万円で、取得額は2745万8480円。8月29日付で取得したのは建設業などを多角的に展開する㈱JYU‐KEN(横浜市、小泉秀昭社長)が運営する「焼肉BEEFMAN横浜」(横浜市中区相生町)。兵庫県西脇市の川岸牧場の神戸牛・但馬牛を仕入れ、希少部位まで提供する高級焼肉ブランド。生食用肉の提供に対応する専用調理場を完備。また、神戸牛のうま味を生かしたチョップドサラダはデリバリー需要も高く、取得後は独自ブランドとしてデリバリー事業を展開していく。25年7月期の売上高は7330万円で、取得額は2560万円。

同社では「グループ全体の競争力強化と持続的成長の実現に向けて、今後も事業ポートフォリオ(業態・ブランド・商圏・顧客層)の多様化・強化を推進し、企業価値の飛躍的な向上を目指す」と話している。