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東区筥松2丁目に7階建て賃貸マンション 西日本新聞ビルディング


週刊経済2025年10月8日発行号

初の賃貸マンション開発

西日本新聞社グループで不動産事業を展開する㈱西日本新聞ビルディング(福岡市中央区天神1丁目、田川大介社長)は9月29日、福岡市東区筥松2丁目に建設してきた7階建て賃貸マンション「ルーグ箱崎」を完成させた。
同社が用地の取得から建物の建設までを手掛けた賃貸マンションとしては初めて。筥松2丁目プロジェクトとして昨年10月から工事を進めてきた。場所はJR箱崎駅から徒歩5分、筥松195号線沿い。敷地面積は852㎡。鉄筋コンクリート造り7階建てで、延べ床面積は2039㎡。間取りは1階から2階に2LDK(専有面積55・85㎡)、3階から7階に1LDK(同33・31㎡)、1K(同25・91㎡)を配置し、部屋数は全48室。敷地内には12台収容の駐車場と駐輪場を整備したほか、エントランスから各部屋までの廊下を内廊下とし、共用部7カ所に防犯カメラを設置するなどセキュリティ面での強化も図った。入居者の募集は1期(6月末)、2期(9月末)と分けて開始している。
同社では「土地の取得から建設までを一気通貫で手掛けた初の賃貸マンション。当初は1K、1LDKで計画していたが、ファミリー層の需要も期待できることから2LDKも整備。室内は単身女性やファミリー層を意識した色調や機能を取り入れ、セキュリティの強化も図った」と話し、今後については「福岡市内を中心に総工費10億円~15億円規模の賃貸マンションを年間1棟のペースで開発していくほか、インバウンド需要を背景にホテルの開発などにも取り組んでいきたい」としている。