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福岡市と共創プロジェクト始動 東京のWWJ


週刊経済2025年9月24日発行号

グローバル推進など

米・ニューヨーク発のフレキシブルオフィス「WeWork」を日本国内で展開するWWJ㈱(東京都港区南青山1丁目、熊谷慶太郎社長兼CEO)は、8月に開設した「WeWork天神ブリッククロス」(福岡市中央区天神1丁目)を拠点に、福岡市との地域共創プロジェクトを始める。

連携内容は国際スタートアップイベントとの連携、大学生を対象とした人材育成、屋台文化とのコラボレーションの3本柱。10月開催の「RAMEN TECH 2025」では、同拠点を会場とした複数のサイドイベントを実施。参加企業向けのオフィスツアー(日本語・英語)や、スタートアップと自治体を結ぶ交流会「WeHUB FUKUOKA」、U25世代向けキャリアイベント「Jump Start!」などを予定する。また10月9日には「Colive Fukuoka 2025」に参加するデジタルノマドを対象とした交流企画も計画されており、同社のグローバルネットワークを駆使した国際交流の場を提供する。

人材育成では、「WeWork Student Ambassador」を本格始動、新たに大学生メンバーを募集する。大学生が半年間にわたり企業研究やビジネスマッチングの創出を体験し、ビジネスアイデアを提案する取り組みで、キャリア開発の機会と同時に企業側の新規事業や採用への活用が期待される。

さらに、9月29日〜10月12日まで、天神エリアの屋台約50店と連携したプロモーションを実施。ロゴ入りTシャツやオリジナル割り箸の配布、屋台ツアーや天神ブリッククロスの拠点利用権が当たるSNSキャンペーンを通じ、新拠点と地域文化の親和性を高めていく狙い。