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精麦や飼料健闘で売上高は微増の134億円 鳥越製粉中間期
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週刊経済2025年9月24日発行号
経常利益は27%増
製粉業大手の鳥越製粉㈱(福岡市博多区東比恵、鳥越徹社長)の2025年12月期第2四半期決算(26年1月~6月)は、売上高が前年同期比0・4%増の134億1900万円、経常利益が同27・0%増の10億600万円で増収増益だった。
主力の製粉業は、輸入小麦の政府売渡価格の引き下げもあり、売上高は同0・6%減の57億5600万円と微減収で、食品についてもミックス製品の出荷数量減少などで同5・3%減の33億3500万円だった。一方で、精麦は出荷数量の増加と販売価格の上昇により、同7・6%増の36億2100万円と好調で、ほかにも飼料の売上高が同2・4%増の6億7600万円、その他事業の売上高が、受取保管料の増加などで同21・6%増の2900万円となるなど健闘し、連結売上高は微増収となった。一方、利益面では一部の連結子会社の業績が堅調に推移したことなどにより、営業利益は同40・2%増の7億8000万円となったほか、中間純利益は、投資有価証券売却益を計上したこともあり、同32・6%増の6億9700万円となり、いずれも大幅増益だった。
通期の予想では、売上高は前期比8・9%増の285億円、経常利益は同7・7%増の15億1000万円で増収増益を見込んでいる。

