売上高は２倍の１５億６７００万円　売れるネット広告社グループ７月期

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週刊経済2025年9月24日発行号

今期黒字化へ

ネット通販事業者向けのクラウドサービス、マーケティング支援サービスの㈱売れるネット広告社グループ（福岡市早良区百道浜２丁目、加藤公一レオ社長ＣＥＯ）の２０２５年７月期連結決算は、売上高が前期２倍の１５億６７００万円、経常損失が１億６９００万円で前期３億１５００万円からマイナス幅を縮小した。

昨年８月に携帯端末やＷｉ-Ｆｉルーターなどのモバイル通信機器レンタルサービスを主軸にした㈱ＪＣＮＴを取得。グローバル情報通信事業を立ち上げ事業領域拡大に取り組んだ結果、同事業が売上高全体の約４０％を占めるまでに拡大。また、Ｍ＆Ａに伴う一時費用やＡＩ開発、人材強化への先行投資により損失を計上したものの、同事業利益が７６３２万円となりマイナスを大幅に縮小した。

今期はＡＩ活用の深化やテクノロジーの実用化によるクライアント数の拡大、通信事業の収益安定化により売上高は前期比２０％増の１８億８千万円、経常利益は１１００万円で黒字化を見込んでいる。