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愛知の鋼材加工、販売会社を子会社化 小野建


週刊経済2025年9月17日発行号

東海エリアでの顧客利便性向上、商圏拡大を

鉄鋼、建材商社の小野建㈱(北九州市小倉北区西港町、小野剛社長)は9月1日付で、鋼材加工、販売を手掛ける丸み興商㈱(愛知県豊橋市、馬淵紀充社長)の全株式を取得し、100%子会社化した。

今年度から始動した3カ年「第一次中期経営計画」の基本方針の一つである「非連続的M&A」で、商圏拡大や商材多様化を進める一環。丸み興商が本社を置く愛知県三河地区への商圏拡大や、鉄、鋼材などの切断や穴あけ、溶接加工などを手掛ける同社と、小野建名古屋営業所や東京支店静岡センターで連携して東海エリアの顧客利便性向上を目指す。取得額は非公開。丸み商興は1947年5月設立。資本金は3500万円。従業員数は15人。今回のM&Aで決算期を5月期から3月期に変更した。なお、代表者や本社所在地、資本金の変更はない。

同社では「両社のシナジーを発揮し、企業価値向上を目指す」と話している。