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福岡証券取引所本則市場に重複上場 東京のカワセコンピュータサプライ
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週刊経済2025年9月17日発行号
認知度向上が狙い
印刷・情報処理サービスを手がけるカワセコンピュータサプライ㈱(本社:東京都中央区銀座7丁目、川瀬啓輔社長)は8月27日、福岡証券取引所本則市場へ上場した。東京証券取引所スタンダード市場(コード7851)に続く重複上場となる。
人口増加と経済発展が著しい福岡でサービスを浸透させ、地元でのブランド力向上と企業連携を進めるため。同社は、大量データの処理や通知物を一括で行うデータプリントサービス、宛名や金額など一部の内容を差し替える可変印刷やオンデマンド印刷、電子請求書や通知物のクラウド配信サービス、ビジネスフォームや帳票類の印刷・製造販売を展開している。特に金融機関や公共団体向けに多くの取引を持ち、紙と電子の両面から顧客の業務効率化を支援している。同日、福岡証券取引所で開かれた上場式で、川瀬社長は「これを契機に当社が培ってきた情報処理サービス、特に自治体の通知物を受託し住民へ通知を代行するサービスがより効果的に届けたい」と話した。
同社は1955年5月創業。資本金は1億円。売上高は28億3127万円(2025年3月期)。従業員は98人。

