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県内地価動向、「上昇した」の実感値は2・3ポイント増 県不動産鑑定士協会
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週刊経済2025年9月3日発行号
7月の不動産市況DI調査
福岡岡県不動産鑑定士協会(福岡市博多区、淺川博範会長)は8月25日、第21回福岡県不動産市況DI調査を発表した。
県全体の県内地価動向は「半年間で地価が上昇した」を示す実感値は前期比2・3ポイント増の38・5、「今後、半年間で上昇する」を示す予測値は同3・1ポイント増の24・1と実感値、予測値ともに前回を上回った。地域別では実感値で福岡市は前期比7・7ポイント増の63、北九州市は同0・5ポイント減の38・5、久留米市は同10ポイント増の46・2。福岡市と久留米市は前回を上回ったほか、北九州市は前回を下回ったものの、実感値は高い水準を維持した。一方、予測値では福岡市が対前期比5・9ポイント増の36・6、北九州市は2・8ポイント減の30・5,久留米市は同8・5ポイント増の34・6と30ポイント台を維持している。
また、取引件数ごとのDIでは、県全体で戸建販売件数が実感値で前期比0・5ポイント改善しマイナス30・5,予測値は2ポイント改善のマイナス28・8、マンション販売件数は実感値で5・6ポイント改善しマイナス15・7,予測値は5・3ポイント改善しマイナス18・8、仲介物件は実感値で4・7ポイント改善のマイナス8・8,予測値では1・3ポイント改善のマイナス11・3、建築件数は実感値で6・2ポイント改善し27・3、予測値では0・9ポイント改善しマイナス27・6。各項目ともマイナスが続いているものの、マイナス幅は実感値、予測値ともにマイナス幅が縮小しつつある。調査基準日は7月1日、有効回答数は378。

