売上高は０・１％増の８５億３１００万円　ＦＣＨＤ６月期

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週刊経済2025年9月3日発行号

経常は１・８％増の１１億５５００万円

交通・都市など調査・計画・設計コンサルタントを手掛ける㈱福山コンサルタント（福岡市博多区博多駅東３丁目、栄徳洋平社長）の持ち株会社、㈱ＦＣホールディングス（同、福島宏治社長）の２０２５年６月期連結決算は、売上高が前期比０・１％増の８５億３１００万円、経常利益が１・８％増の１１億５５００万円で増収増益だった。

受注高は前年同期比６・３％減の８０億７５００万円で、前期からの繰越を含む総受注量は３・２％減の１３６億４８００万円。国内受注は安定的に推移したものの、海外業務の新規受注が低迷したことから前期を下回った。今期への繰越業務量は８・２％減の５１億１６００万円となっているが、第４四半期以降の国内受注は順調に進んでおり、また海外受注も新事業年度早々に大型受注が確定するなど回復基調に転じている。利益面では、生産性向上や経費削減の取り組みなどが奏功した。営業利益は４・９％増の１１億９１００万円、当期純利益は１１・６％増の７億４８００万円となった。

今期業績予想については、公開買付者による同社株式に対する公開買付けおよびその後に予定されている一連の手続きにより、上場廃止となる予定であることから非開示としている。