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売上高は1・3%増の144億1500万円 正興電機製作所中間期
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週刊経済2025年9月3日発行号
経常利益は17・8%増
電力会社や官公庁向け情報制御システム製作・販売の㈱正興電機製作所(福岡市博多区東光2丁目、添田英俊社長)の2025年12月期連結中間決算は、売上高が前年同期比1・3%増の144億1500万円、経常利益は同17・8%増の15億2900万円で増収増益となった。
セグメント別に見ると、電力部門は発電・変電所向けの受配電・制御装置に加えて、情報制御分野においても操作支援システムや遠隔監視システムなどのスマート保安システムが堅調で、売上高は1・9%増の42億2000万円、セグメント利益は原価低減の取り組みにより12・4%増の7億1100万円。環境エネルギー部門は、国内公共分野において水処理設備向け監視制御システムの売り上げが増加したことや、道路設備向け受配電システムも堅調に推移したことで、売上高は7・4%増の61億4900万円、セグメント利益は原価率の低減によって約3倍の3億1200万円となった。情報部門は港湾および受託開発分野は堅調だったが、ヘルスケア分野が低調だったことで売上高は1・1%減の7億6100万円、セグメント利益は20・9%減の8100万円。サービス部門は太陽光発電所向けの電気設備が減少し、売上高は8・4%減の20億9900万円、一方でセグメント利益は利益率の改善で92・8%増の4400万円となった。その他の部門では発電・変電所向け工事案件の工期延期などで、売上高は9%減の11億8500万円、セグメント利益は8・4%減の1億8900万円だった。
通期は売上高が前年同期比13・4%増の330億円、経常利益は27・2%増の30億円の増収増益を見込んでいる。

