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西日本総合展示場新館の新名称、「北九州メッセ」に 北九州市
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週刊経済2025年8月27日発行号
名称に「北九州」入れること条件に公募
北九州市は8月7日、大型展示施設である西日本総合展示場新館(北九州市小倉北区浅野3丁目)の名称を、「北九州メッセ」に改めることを発表した。
西日本総合展示場はJR小倉駅北側に立地する展示面積約8千㎡の展示施設で、北九州国際会議場、アジア太平洋インポートマート等と並んで「国際コンベンションゾーン」の一角を成す。昨年のバレーボールネーションズリーグなど、様々なイベントで施設名が広く発信されているにもかかわらず、「北九州」が会場名に入っていなかったため、「北九州市で行われているイベント」であることが伝わらないという課題があった。そこで北九州市は、4月から通称名変更に向けて「北九州」を入れることを条件に公募を行い、792件の候補案の中から専門家や関係者が4案に絞った後、7月に決選投票を実施。全体の3割の票(2631票)を集めて「北九州メッセ」が最多得票となった。
同施設は、1998年の設立当初は見本市、展示会の会場として建設されたが、名称変更を機に、今後はより多目的な用途への利用を促進する方針で、特に大規模なエンタメイベント会場としての地位確立を目指すという。その思いを込め、新名称「北九州メッセ」の運用開始日は、九州最大級の漫画・アニメの祭典、「北九州ポップカルチャーフェスティバル」の開催日である11月15日に設定。10月中旬から11月初旬にかけて、看板の付け替え作業を進める予定となっている。

