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福岡―台北―コタキナバル線を新規就航 エアアジア・マレーシア


週刊経済2025年8月27日発行号

週7便のデイリー運航で

マレーシアに拠点を置くLCC(格安航空会社)エアアジアグループのエアアジア・マレーシアは8月15日、福岡と台北を経由して東マレーシア最大都市・コタキナバルを結ぶ福岡―台北―コタキナバル線を新規就航した。

海外の航空会社が第三国に運航ができる以遠権を活用した就航で、同社の日本路線への就航は初めて。1日1往復・週7便のデイリー運航。使用機材はエアバスA320neo型機で提供座席数は186席。運航ダイヤは福岡発午後5時、台北着は午後6時30分、台北発は午後7時15分発(金曜日は午後7時20分)、コタキナバル着は午後6時30分(同午後6時35分)。コタキナバル発は午前7時40分、台北着は午前10時55分着、台北発は午前11時55分発、福岡着は午後3時15分。

就航を記念し、福岡空港では就航記念セレモニーが開かれ、コタキナバルから台北を経由して福岡空港に到着した第1便は空港消防車による歓迎放水によって出迎えられ、到着出口では福岡国際空港㈱(FIAC)社員が横断幕を掲げて到着客を出迎え、記念品などを配布した。

また、国際線ターミナルビル4階では同社とFIAC主催による記念式典も開かれ、ダトーCEOは「日本路線としては初めての就航となる。初便の搭乗率は福岡発が100%、福岡発が80%」と切り出した後、「コタキナバルがあるサバ州は自然に恵まれた都市。ぜひ観光で訪れてほしい。また、コタキナバルを経由し、東南アジアやオセアニア方面へもアクセスでき、観光・ビジネス両面での利用を期待したい」と述べた。FIACの田川社長も新路線就航に対する歓迎の言葉を述べ、福岡を発着する国際線ネットワークのさらなる充実に力をいれていきたいと述べた。また、来賓では台北駐福岡経済文化弁事処の陳銘俊総領事、マレーシア政府観光局のシャリザ・アジス日本局長が祝辞。その後、同社スタッフによるダンスパフォーマンスが披露された後、テープカットで就航を祝った。