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9月2日、2社を同時子会社化 日本乾溜工業


週刊経済2025年8月27日発行号

西部保安グループ

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、兼田智仁社長)は9月2日、交通安全施設工事の西部保安グループと、車両型杭打機メーカーの大正工業㈱(大阪府大阪市、藤野俊二社長)の2社を相次いで子会社化した。

主力の建設事業において、シナジー効果を発揮し受注機会拡大を図るもの。西部保安グループは㈱西部保安(福岡市博多区、大坪朋昭社長)、㈱開発工業(同市南区、岡田豊社長)、光栄産業㈱(同市南区、岩田博之社長)、西部工産㈲(久留米市、岩見誠治社長)の4社。西部保安は、1979年7月設立、資本金1千万円、24年12月期売上高は4億4975万円。開発工業は2006年11月設立、資本金500万円、24年5月期売上高は1億5582万円。光栄産業は2015年4月設立、資本金500万円、24年9月期売上高は1億3135万円。西部工産は1984年5月設立、資本金500万円、25年4月期売上高は1億2952万円。株式取得価格は非開示。

 

業容拡大に向け大正工業を子会社化

 

また、同日付で子会社化した大正工業㈱は、施工現場での知見経験を同社にフィードバックし新たな製品開発につなげ業容拡大を図る。同社は1996年11月設立、資本金1千万円、24年6月期売上高は2億3366万円。株式取得価格は非開示。同社では「グループ全体における施工体制強化、生産性向上を図り、高品質なサービスの提供とともに業容拡大する」と話している。