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起業支援プログラム2期生募集 フクオカグロースネクスト


週刊経済2025年8月20日発行号

9月30日まで

福岡市(高島宗一郎市長)や民間3社が運営する官民協働のスタートアップ支援施設・フクオカグロースネクスト(以下FGN、福岡市中央区大名2丁目、池田貴信事務局長)は8月7日、短期集中型のスタートアップ支援プログラム「FGNスタートアップエリートブートキャンプ第2期」の参加者募集を開始した。応募期間は9月30日まで。

同プログラムは、事業の構想段階からプロダクト設計、資金調達に至るまでのプロセスを支援するもの。期間中は講義、演習、実践、フィードバックのサイクルを1〜2週間の短い周期で繰り返す。成長意欲の高い起業家同士が切磋琢磨できる環境を設けるため、事業段階に応じて、これから事業仮説の立案やブラッシュアップをする「HOP」、事業仮説の検証をする「STEP」、MVP(実用最小限の製品)を設計し利用者からの反応やデータを基に事業の方向性を検証する「JUNP」の3段階に区分し選抜する。スケジュールは「HOP」が8月30日〜9月27日までで10回、「STEP」は10月〜11月、中間発表は11月下旬、「JUNP」が12月〜26年2月、投資家向けに資金調達プレゼントする「DEMODAY」が26年2月下旬の予定。

募集対象は福岡市に拠点を置く予定があり、成長分野を志向し、事業成長においてAIの活用を積極的に行う姿勢がある起業家。参加費は無料で、特設サイトのエントリーフォームから応募を受け付ける。すでに事業を進めている参加希望者は、書類審査を経て「STEP」からの参加も可能。加えて、期間中には「マインドセット」や「学生起業」などのテーマでセミナーや座談会を随時開催する。

8月29日の午後7時からは、施設1階で説明会を兼ねたキックオフイベントを開催予定。登壇者は安達誠寛SEREAL CEO、村岡拓也トイポ社長、中村貴一ファミリーテックCEO/CTOの3人。申し込み制で参加費は無料。