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売上高は8・5%増の788億500万円 ロイヤルHD中間期


週刊経済2025年8月20日発行号

2年連続で過去最高を更新

ロイヤルホールディングス㈱(福岡市博多区那珂3丁目、阿部正孝社長)の2025年12月期の中間連結決算は、売上高が前期比8・5%増の788億500万円、経常利益が同0・9%減の33億5600万円で増収減益となった。

主力の外食事業を中心とした販売価格の上昇に加え、訪日外国人客の増加を受けた堅調な観光需要の下支えで、外食事業では主力の「ロイヤルホスト」はじめ、受託する事業所内や高速道路のサービスエリア・パーキングエリア内店舗、それにホテル事業も順調に推移。利益面は既存店の堅調な推移に加え、持分法損益の改善を進めたものの、新規出店やシステム投資などによる費用増が影響し、営業利益は7・2%減の31億9500万円、純利益はホテル子会社の欠損金解消に伴う法人税などの増加で33・1%減の19億8600万円となった。

阿部社長は「EBITDA(償却前営業利益)は前年を上回っており、コストアップという厳しい環境下で将来への投資を続けながらも事業の根幹となる稼ぐ力は着実に向上している。今期からスタートした3カ年の中期計画に基づき、今後も成長戦略を推進したい」と話している。

通期は売上高が1666億円(同9・5%増)、営業利益が78億円(5・9%増)、経常利益が78億円(同6・6%増)、純利益が48億5000万円(18・2%減)を見込む。